外国人でもカードローンは利用できるのか?永住権なしでも審査に通過する方法を解説

外国人でもカードローンは利用できるのか?永住権なしでも審査に通過する方法を解説

カードローンは急な出費や、急にお金が必要になったときにとても助かりますが、外国人はカードローンの利用ができるのでしょうか?

結論、外国人でもカードローンに申し込むことができます。

日本に住む外国人の中には、永住権を取得している人や、永住権を持っていないけど日本に住んでいる人がいます。

もちろん旅行者は借りることが出来ませんが、在留カードなど一定の書類がある外国人は申し込みが可能です。

また、永住権を持っているか、持っていないかによって申込時の提出書類が異なります。

この記事では外国人がカードローンを利用することについて詳しく確認していきます。

この記事でわかること
  • 外国人もカードローンに申し込むことができる
  • 外国人が利用できる可能性が高い大手消費者金融カードローン5社紹介
  • 外国人がカードローンに申し込む際は本人確認書類在留資格認定証明書が必要

また、カードローンの利用がバレたくない場合は、在籍確認を書類で対応し、原則電話連絡なしで審査を行っているカードローンを利用しましょう。

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  • 申込後最短15秒で審査結果がわかる
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注釈

※1:Webで最短25分融資も可能。21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。
一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※2:審査の結果によりお電話での確認が必要となる場合があります。
※3:貸付利率はご契約額及びご利用残高に応じて異なります

目次

外国人がカードローンを借りるために必要な5つの条件

外国人は、在留カードや永住権を持っていれば消費者金融のカードローンが申し込めます。

しかし在留カードがあるだけでは申し込めない、または申し込んでも審査落ちする可能性があります。

ここでは外国人がカードローンを借りる際の5つの条件を紹介します。

外国人が、カードローンを利用する際に抑えておきたい5つの条件

日本語での読み書き会話が可能である

申込者名義住所や電話番号を所持している

借金の滞納や延滞の経験がない

安定した継続収入がある

・在住期間が、中長期滞在者以上であること

これらの条件を押さえておけば、審査に通過できる可能性が高まります。

日本語での読み書きや会話が可能である

1つ目は日本語での読み書きや会話が行える事です。

消費者カードローンは、申し込みのフォームには日本語以外の英語や他言語での記載がありません。

また申込時に同意すべき利用規約も日本語のみで、借入方法や返済方法についても同様、日本語ができない人は消費者金融ローンに申し込めません

電話での在籍確認が少なくなってきていますが条件によっては電話がかかってくる場合があります。

本人が電話に出たときに相手との会話がうまくいかないと、そこで問題が生じる可能性があります。

日本語はひらがなカタカナ漢字と複雑ですが、今は翻訳機能がネット上にあるのでそれを使って理解すれば可能となっています。

ただ申込フォームで情報を間違えるとその時点で審査に落ちる可能性があるので、日本語に自信がない場合は翻訳機能を使うにしても慎重に行いましょう。

申込者名義の住所や電話番号を所持している

2つ目は日本国内に申込名義の住所と電話番号を持っている必要があります。

日本に在留していて在留カードを持っている場合でも、申込者名義の住所と電話番号が無ければ申込欄に記入できません。

そのまま申し込んでも審査の段階で書類不備という理由で審査落ちしてしまいます。

カードローンを申し込むときには定期収入が必要で長期にわたるため、住んでいる場所や連絡先がしっかりしていないと、信用度にも影響してしまいます。

今はWebだけで手続きが済ませられるカードローン会社が主流となっていますがその場合にも住所などの記入は必須です。

条件によっては電話での在籍確認が行われ、書類が届くこともあります。
申込者名義の住所と電話番号は審査の申し込みに必須です。

借金の滞納や延滞の経験がない

3つ目は借金の滞納や延滞の経験がないことです。

これは外国人だけでなく日本人も含めた申込者全員の条件です。

過去に消費者ローン等に借りた経験があり仮に滞納や延滞を経験した場合は、信用情報に記録が残る場合があります。

また、家賃水道光熱費携帯代なども滞納していないか調査の対象になります。

信用情報に過去の経歴が残り、滞納などの悪いものであれば「信用情報に傷がつく」ことになります。
仮に、申し込んでも審査の段階で信用情報の照会によって過去の滞納がバレるようになっています。

ローンを申し込んで支払期日が決まっている場合、期日までに支払いを続ける事で信用性が高まります。

そのため、消費者金融会社としても滞納・延滞記録が残っている申込者にお金を融資しないのは当然のことと言えます。

安定した継続収入がある

4つ目は、安定した収入があることです。

これも外国人だけでなく日本人もカードローンを申し込む際の対象になります。

ただ外国人の場合、仮に在留カードを持っていたとしても就労が目的ではない配偶者学生などであれば、審査落ちする可能性が高いです。

その理由は、元々働けない在留資格の方に対して融資する行為は返済のためにやってはいけない不法就労をしてしまう恐れがあります。

結果的に消費者金融会社が違法行為を助長してしまう恐れがあるからです。

つまり外国人で安定した収入があるということは、就労を目的とした在留者と固定されます。

申し込む際には自分自身が日本国内での在留資格を確認したうえで行うなど注意が必要となります。

ただし外国人留学生の場合は資格外活動の許可を得ている場合であれば、週28時間以内であればアルバイト可能なので少額の融資の申し込みができる可能性があります。

在住期間が、中長期滞在者以上であること

5つ目は、在住期間が「中長期滞在者」以上であることが条件です。

外国人が、日本のカードローンを利用できるかどうかは在留資格によって異なります。

外国人の在留資格は、以下の3種類に分けられます。

短期滞在者滞在期間が90日以内
中長期滞在者滞在期間が90日以上
永住者原則10年以上日本に在留し、
就労または居住資格で5年以上在留している

各在留資格によって、カードローンを申し込む際の提出書類や利用形態が異なります。

カードローンを利用したいと考えている外国人は、自分の在留資格に合わせて利用できるものを選択しましょう。

外国人でも借りられる大手カードローン5社を特徴や申込条件で比較

消費者金融大手5社が、外国人でカードローンを利用したい人にどのような対応を行っているのかを解説します。

中には、永住権を持っている人のみ対応可能な会社や、外国人に関する表記がない所もあります。

以下の表では、それぞれの大手消費者金融会社の特徴を紹介します。

おすすめの消費者金融カードローン

レイク:無利息期間が最大365日間利用できる

アコム:カードローン機能付のカードがある

プロミス:最大適用金利が低めで借入が可能

カードローン外国人の
必要書類
特徴審査スピード※無利息期間適用金利電話連絡利用限度担保・保証人郵便物の有無
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・本人確認書類
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・特別永住者

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②カードローン機能付き
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・本人確認書類
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・本人確認書類
・在留カード
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②スマホアプリで借入可能
③初回に限り、最大30日間
 無利息期間あり
最短18分
事前診断ができる
初回最大30日間3.0%~18.0%原則なし800万円※1不要
(社名の記載なし)
注釈

※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。
また受付時間や一部金融機関の営業時間によっては、翌営業日以降の振込となる場合もあります。
※1 ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です

※2金融機関により異なります。
※3 電話での確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施
※4 Webで最短25分融資も可能。21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。
一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※5 貸付利率はご契約額及びご利用残高に応じて異なります
※6お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

※7:お申込み後最短15秒で審査結果を表示
※8 無利息について: ・365日間無利息:初めてのご契約。Webでお申込み・ご契約、ご契約額が50万円以上でご契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録が完了の方。
・60日間無利息:初めてのご契約。Webお申込み、ご契約額が50万円未満の方。
・無利息期間経過後は通常金利適用。初回契約翌日から無利息適用。他の無利息商品との併用不可。
アイフルの貸付条件はこちら

アコムは外国人の利用も歓迎しており審査の速さと返済方法が選べる

アコムは永住許可がない場合でも、在留カードもしくは特別永住者証明書があれば申し込みができます。

アコム公式HPに「外国人」と入れても質問の検索結果には出てきません。

つまり外国人だからという項目がなく借りられることを意味します。

日本で生活する正規の資格を持っていること安定した収入が条件で、在留や移住が認められているための確認として上記の証明書が必要です。

加えてパスポート運転免許証マイナンバーカード(個人番号は隠す必要あり)など本人確認書類が必要です。

アコムの特徴

在留カードもしくは特別永住者証明書があれば申し込みが可能

・審査時間が最短20分で最短即日融資が可能※

・返済方法が5種類から選べる

審査時間最短20分※
融資スピード最短即日※
申込方法WEB・電話・郵便・契約機(むじんくん)
金利3.0~18.0%/年
借入方法口座・ATM
無利息期間初回30日間※1
利用限度額1~800万円
返済方法インターネット
アコムATM
提携ATM
銀行振込
口座振替
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

プロミスは外国人の利用を歓迎しており30日間の無利息サービスがある

プロミスは永住許可がなくとも、在留カードもしくは特別永住者証明書があれば申し込みができます。

プロミスの公式ページによると、必要書類の中で本人確認書類の中に在留カード/特別永住者証明書との記載があります。

永住権が無くても借りられることを記載しています。

在留カード・特別永住者証明書があれば、申込後に日本人同様に郵送物なしでの手続きも可能です。

プロミスの特徴

在留カードもしくは特別永住者証明書があれば申し込みが可能

・借入日翌日から30日間の無利息期間※¹

・審査結果が最短3分※でわかる

審査時間最短3分※
融資スピード最短3分※
申込方法Web・アプリ・電話・自動契約機
金利4.5%~17.8%/年
借入方法インターネット振込
コンビニ・提携ATM
スマホ・プロミスATM
プロミスコール(電話)
無利息期間初回30日間※¹
利用限度額最大500万円
返済方法インターネット返済
スマホ・コンビニATM
プロミスATM・ポイント返済
銀行振込・口座振替

注釈

※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※収入が年金のみの方はお申込いただけません。
※¹メールアドレスの登録とWEB明細の選択が条件

レイクは永住権が必須で、申込後最短15秒という審査結果の短さがある

大手消費者金融会社5社の中でレイクに関しては、在留資格だけでは申し込みができません。

レイクの公式ページの中に外国人利用についてのQ&Aがあり、その解答として日本の永住権が条件となっています。

さらに名前がアルファベット表記や漢字や氏名がない場合はフリーダイヤルでの問い合わせが必要とのことで、永住権がない方はレイクでの申し込みは原則としてできません。

しかし、永住権を持っている外国人にとっては、レイクは以下のような魅力的な特徴を持っています。

レイクの特徴

・在留資格だけでは申込ができず、日本の永住権が申込条件の必須項目である

・審査時間が最短15秒※¹で、すぐに結果を知ることができる

・初めてWebからの契約をする場合のみ、最大365日間利息0円

審査時間最短15秒※¹
融資スピード最短25分※¹
申込方法WEB・電話・契約機
金利4.5%~18.0%/年 ※²
(100万円以上は15.0%が上限)
借入方法銀行振込・スマホATM
提携ATM・Payチャージ
無利息期間初回最大365日間※³
利用限度1~500万円
返済方法銀行振込・提携ATM
スマホATM・口座振替
WEB返済・Pay払い
注釈

※¹:Webで最短25分融資も可能。21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。 一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※²:貸付利率はご契約額及びご利用残高に応じて異なります
※³:無利息について:・365日間無利息:初めてのご契約。Webでお申込み・ご契約、ご契約額が50万円以上でご契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録が完了の方。
・60日間無利息:初めてのご契約。Webお申込み、ご契約額が50万円未満の方。
・無利息期間経過後は通常金利適用。初回契約翌日から無利息適用。他の無利息商品との併用不可。

SMBCモビットは公式スマホアプリで書類提出可能だが外国人への記載が確認できない

SMBCモビットのトップ

SMBCモビットについては公式HPに外国人に関する記載がありません。

本人確認書類の中にも、在留カードもしくは特別永住者証明書との記載がないのです。

しかし、質問事項に外国人が申し込めるかどうかの問いに対して、「年齢満20歳~74歳の安定した定期収入のある方(当社基準を満たす方)」という回答になっています。

そのため、外国人という理由で貸し出しを行っていないということではないようです。

永住許可という条件もないので条件を満たせば利用できる場合もあります。

SMBCモビットの特徴

・外国人の借入に関する記載がなく、本人確認書類に在留カードもしくは特別永住者証明書との記載がない

・利用条件は、「満20歳以上70歳以下のお客さまで、安定した収入のあるお客さま」のみ

・公式スマホアプリ「Myモビ」をダウンロードすれば書類提出が可能

審査時間最短15分※
融資スピード最短15分※
申込方法WEB・電話・契約機
金利3.0~18.0%/年
借入方法銀行振込・ATM・スマホATM
無利息期間なし
利用限度額1~800万円
返済方法ATM・口座振込・銀行振込
インターネット返済
ポイント返済
※申込の曜日時間帯によっては
翌日以降の取扱となる場合があります。

アイフルは外国人の利用も歓迎で運転免許証や在留カードで借り入れられる

アイフルは在留カードもしくは特別永住者証明書があれば申し込みができます。

アイフルの公式ページで外国人を検索しても記載がなく、外国人という理由だけで申し込みを否定していないことがわかります。

また必要書類に特別永住者証明書、在留カードと明記しているので永住権が無くても申し込めることがわかります。

本人確認書類としては運転免許証があれば借りられるため、外国籍でも必要な提出書類は変わりません。

アイフルの特徴

在留カードもしくは特別永住者証明書があれば申し込みが可能

永住権がなくても申し込みが可能である

・利用限度額が最大800万円と、金額の大きい借り入れも可能

審査時間最短20分※
融資スピード最短即日※
申込方法WEB・電話・郵便・契約機(むじんくん)
金利3.0~18.0%/年
借入方法口座・ATM
無利息期間初回30日間
利用限度額1~800万円
返済方法インターネット、アコムATM
提携ATM、振込、口座振替

注釈

※1ご利用限度額50万円超、他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です
※2お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。
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外国人がカードローンを申し込む際に必要なもの

外国人がカードローンに申し込む際は、①本人確認書類②在留資格証明書の提出が必須となります。

本人確認書類は、カード会社によって違いがあり2点必要な場合もあります。

一般的に本人確認書類として有効な書類としては、以下が挙げられます。

外国人の場合はこれに加えて以下のような証明書類が必要となります。

  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • パスポート

①在留カードと、②特別永住者証明書は、パスポートとセットで提出を求められる場合があります。

また、一般的な消費者金融会社のカードローンの場合、借入額が50万円を超える場合や他社の借り入れの合計が100万円を超えている場合は、本人確認書類に加えて収入証明書が必要です。

収入証明書については日本人と外国人の区別はありません。

収入証明を満たす書類には一般的には次のものが必要となります。

  • 勤務先から取得する源泉徴収票
  • 市区町村役場や都道府県事務所から取得する納税証明書や市民税・県民税額決定通知書
  • 市区町村役場から取得する所得証明書
  • 確定申告時の控えで管轄税務署から取得する確定申告書
  • 勤務先から取得する給与明細書

いずれも最新のものが求められますので、あらかじめ準備しておきましょう。

永住権を持っていない場合は「在留資格証明書類」の提出が必須

カードローンを利用したい外国人が中長期滞在者である、すなわち永住権を持っていない場合は「在留資格証明書類」の提出が必要となります。

大手消費者金融では、在留カードの提出によって審査を受けられる場合があります。

在留資格証明書類
日本に入国しようとする外国人が、日本で行う活動内容がいずれかの在留資格に該当するものである等、上陸のための条件に適合していることを証明するために、入国前にあらかじめ行う申請を指します。
手続き対象者
日本に入国を希望する外国人(短期滞在を目的とする者を除きます。)
 参考:出入国在留管理庁

在留資格証明書類は入国前にあらかじめ行う申請を指すため、中長期滞在者はすでに在留資格証明書類を所持しているかと思います。

「短期滞在を目的とする者を除く」と手続き対象者欄に記載があるので、短期滞在者は在留資格証明書類を得ることができません。

すなわち、短期滞在者はカードローンの申し込みができませんので注意しましょう。

「在留資格証明書類」は、永住権ではありません。

申込条件に「永住権を取得していること」と記載のある消費者金融は申込めないので注意しましょう。

永住権を持っている場合は「特別永住者書類」の提出が必須

カードローンを利用したい外国人が永住者である場合は「特別永住者書類」の提出が必要です。

日本では外国人が永住権を得るためには、以下のような条件を満たす必要があります。

  • 日本に10年以上滞在し、うち5年以上は就労資格、居住資格で在留した場合
  • 日本人と結婚し、3年以上の婚姻生活かつ1年以上日本に在留している場合
  • 定住者ビザを取得後、引き続き5年以上日本に在留した場合

特別永住者書類があれば、外国人であっても日本人と同等の対応で審査を受けることができるでしょう。

また、中長期滞在者の持つ在留資格証明書類では審査に受けられないものも、「特別永住者証明書」があれば審査を受けることができるケースもあります。

代表的な例として、特別永住者証明書があれば、銀行カードローンへの申し込みが可能となります。

外国人がカードローンに申し込む際の4つの注意点

外国人が、カードローンに申し込む際には気を付けなければならない注意点があります。

カードローンの審査は、1度落ちると審査に落ちたという履歴が残り再度審査を受けても受からない可能性が高くなります。

以下はカードローンに申し込む際の4つの注意点です。

外国人がカードローンに申し込む際の注意点

・短期滞在ビザでは申込不可

・永住者以外の在留カードは銀行カードローンを申し込めない

・書類に不備がないかを確認する

・短期間に複数のカードローンに申し込まない

カードローンに申込む際には必ず注意点も確認し、審査落ちの情報が付かないように心がけましょう。

短期滞在ビザでは申し込み不可

上でも述べていますが、短期滞在ビザを取得しているだけの外国人はカードローンに申し込めません。

短期滞在ビザで実際に就労しており、定期収入があったとしてもあくまで在留カードを持っていることが重要です。

カードローンに申し込み融資を受けた場合は、滞在中に完済することが義務付けられております。

90日以上日本国内に滞在する場合には中長期の在留資格が必要と定められています。

そのため、融資金額にもよりますが、完済しようとすれば、短期のビザではなく必然的に在留資格をもっていないと難しいと考えられるからです。

短期のビザしか持っていなくて急な出費が必要という事態になった場合、闇金業者が近づいてくる可能性があります。

「闇金」は違法である上に法外な利息が請求されることがあるので、絶対に手を出さないようにしましょう。

永住者以外の在留カードは銀行カードローンを申し込めないところが多い

在留カードを持っていれば消費者金融のカードローンに申し込める場合が多いです。

しかし、消費者金融は利息が利息制限法で定められている利息のギリギリに定められていることが多く、支払利息が高いです。

そのため利息の低い銀行カードローンは魅力的ですが、外国人の場合は原則審査に通らない可能性が高いといえます。

表向きは経営管理ビザを持っていれば民間金融機関が融資することになっていますが、実際には審査で落とされます。

例外的に三井住友カードローンは永住許可が不要で、日本に半年以上滞在できてかつ漢字が読み書きできれば申し込み要件を満たしています。

三井住友カードローンの審査は厳しいかもしれませんが申し込みは可能です。

また事業を目的とする場合は日本政策金融公庫に相談する方法もあります。

しかし、基本的に条件が厳しく、よほどのことが無い限り融資は難しいと考えるべきです。

また一部の消費者金融ローンでも在留カードの外国人では審査が厳しい所があるので注意しましょう。

書類に不備がないかを確認する

カードローンの審査に申し込む際は、書類に不備がないかを確認することも重要です。

書類の不備は、外国人だけでなく日本人もカードローンに申し込む際に注意が必要となります。

「書類の不備」とは、以下のような場合を指します。

・提出書類が足りない
・提出した書類に誤字・脱字がある
虚偽の申告をしている

カードローンの審査は入念に行われるため、必ず正しい情報を提出するようにしましょう。

意図的な虚偽の申告は絶対にしてはいけません

カードローンの審査で嘘をついても、絶対に審査の段階でバレて審査落ちします。

万が一、意図的でなく誤字・脱字のある書類を提出していた場合にも審査落ちの原因となりますので必ず確認してから申し込むようにしましょう。

短期間に複数のカードローンに申し込まない

外国人がカードローンに申し込む際は、必ず1社ずつ申し込みを行うようにしましょう。

短期間で複数のカードローンに申し込んだり、一度に複数のカードローンに申し込むことは審査に通過できない原因の一つと言えます。

審査に通過できるか不安で、複数審査にかけておきたい気持ちもわかりますが、悪影響を及ぼすのでやめましょう。

カードローンに申し込んだ履歴は、すべて「信用情報」に登録されます。

短期間に複数のカードローンに申し込んだ履歴が見つかると、多重債務者を疑われる可能性があるので審査落ちに繋がってしまいます。

カードローンに申し込む際は、最低でも半年に1回を目安にしてください。

また、すでに複数社からの借入を行っている場合は審査に通過できる確率が低くなります。

借入額の合計は、総量規制によって、年収の3分の1までと決まっていますので、それ以上の額を借りることはできません。

カードローンの審査の流れ

カードローンの審査ではどのようなことが行われるのでしょうか?

審査では申込者が提出した書類を基に、過去の借入情報滞納がないか、安定した仕事に就き返済能力があるかなどを確認します。

カードローンの審査は、カード発行会社によって多少異なる場合もありますが基本的な流れは変わりません。

カードローンの申し込みを考えている方は、あらかじめ申し込むカードローンの審査の流れ必要書類の準備を進めておく必要があります。

以下は、一般的なカードローンの審査手順です。

カードローン申し込みの流れ

  • カードローンへの申し込み
  • 必要書類の提出
  • 申し込みした内容と必要書類をもとに審査が行われる
  • 在籍確認を行う
  • 契約の完了と借り入れ

申し込みの際には、正しい情報を提出在籍確認に対応することが重要です。

審査の流れをつかみ、スムーズな審査通過を目指しましょう。

1.カードローンへの申し込み

まずはカードローン1社に申込を行いましょう。

申し込み方法は主に以下の4通りがあります。

自分が申し込む予定のカードローンがどの方法を採用しているかを確認しましょう。

  • Webでの申し込み
  • 電話での申し込み
  • 自動契約機での申し込み
  • 店舗での申し込み

現在はWeb申し込みが主流で、かつWeb上ですべてが完結することが多くなっています。

WEB完結申し込みであれば、自宅から今すぐカードローンに申し込むことができます。

店舗や自動契約機などで申し込むと誰かに店舗に出入りしたことが見られてしまう恐れがあります。

電話で申し込んでも書類の確認のために郵送手続きなどが必要で、家族にばれてしまう恐れがあります。

誰にもバレずにカードローンに申し込みたい人は、WEB完結申し込みを利用しましょう。

2.必要書類の提出

これは本人確認書類の提出になります。

借入金額が大きい場合は、別に収入証明が必要です。

収入証明証として提出できる書類

  • 源泉徴収票
  • 給与明細書
  • 確定申告書
  • 課税証明書

郵送やFAXをつかう方法もありますが、最近はWebにアップロードを行ったり、公式アプリで撮影したものをそのまま転送する方法が主流です。

そのためWEBで申し込む場合はその場で必要書類を提出するので、申し込む前に準備をしておく必要があります。

3.申し込みした内容と必要書類をもとに審査が行われる

審査は仮審査と、本審査の2段階に分けられます。

仮審査では、申し込んだ情報の確認信用情報の調査が行われます。

主に、過去にカードローンや携帯代などの返済滞納の履歴や事故情報がないかを調べます。

問題がなければ、本審査に進むことができます。

本審査では、職場への在籍確認必要な書類の確認などを行い、問題がなければ審査通過となります。

カードローン会社によって審査の違いを分けていないケースもあります。

最近はWebで完結後、審査も非常にスピーディに行われるので、本審査と仮審査がどのタイミングで行われるのかわかりにくいです。

4.在籍確認を行う

在籍確認は必ず行われ、審査の最終段階です。

申し込んだ内容の職場に本人がいるかを確かめ、その会社で働いている=安定収入があることの確認を行います。

最近は電話での在籍確認の無いカード会社も増えてきていますが、状況次第によっては在籍確認の電話がかかる場合があります。

ただその場合でも個人名や銀行名でかかってきますので、職場の人にバレる可能性は極めて低いです。

借入を行っているということが職場の人にはわからないように配慮をしてくれます。

在籍確認の電話が職場にかかってきても申し込み本人以外はわかりませんので安心してください。

5.契約の完了と借り入れ

最終審査ともいえる在籍確認が確認でき、問題がなければ審査に合格し、契約となります。

審査結果もWEBであればメールなどで通知が来るので他人にはわかりません。

ここで融資額の上限や適用される金利が呈示され、問題なければ契約の手続き完了に進みます。

そうなれば条件の範囲内での借り入れが可能になります。

借入方法も、カードローン会社によって異なりますが、以下の  通りが一般的です。

審査通過後の借入方法

  • 銀行口座への振り込み
  • カードを発行し、ATMから引き出す
  • スマホアプリを使用し、ATMから借入

外国人が審査落ちするのは安定した継続収入がないことが多い

外国人が審査に落ちる理由は次の条件を満たしていないときです。

  1. 満20歳以上で安定した継続収入があることです。これはアルバイトやパートでも可能です。外国人の場合はほとんどないかも知れません。
  2. 在留カード」や「特別永住者証明書」といった本人確認書類(在留資格認定証明)を持っていてかつ申込時に呈示できることです。
  3. 申込者名義で日本国内の住所及び電話番号を持っていることです。
  4. 融資したお金をすべて返済するまで日本国内に居住している必要があります。

特に期限付きで日本滞在や移住をしている人の場合は日本出国までに完済できる証明を提出する必要があります。

web上に追加借入なしの場合の完済までのスケジュールが提示されるのでそれを参考にできます。

不安な場合は、申し込みの前にカード会社に相談しましょう。

または、何らかの金融トラブルで信用情報に記載されていると審査に落ちる可能性が高まります。

なお、金融業者は外国人だけを対象にした特別な条件を設けることはなく、日本人と同じ条件を満たさなければ審査に落ちます。

審査に落ちても国の制度が活用できる場合がある

外国人がカードローンの審査に落ちたとしてもそこで諦めて闇金業者などに手を出してはいけません。

もしどうしてもお金が必要ということであれば、国の融資を利用するという方法を検討しましょう。

基本的には高齢者や障がい者、低所得者を対象にした生活が健全にできるための融資制度が設けられています。

上記に当てはまっていなくても、日本に来たばかりで所得が低く生活が厳しい外国人であれば以下のような国のからの融資利用をしてもらえる可能性があります。

利用できる制度利用対象利用方法
生活福祉資金貸付制度・低所得者、障がい者、
 高齢者世帯などが対象
・住民票があり継続的な居住が
 見込まれる場合は対象
①お住いの市区町村で
 社会福祉協議会に相談
②貸し付け対象かの確認
③申請書の提出
④審査・面談
⑤貸付開始
日本学生資金機構(JASSO)・留学生でも学業優秀で、経済的に
 困難な場合は貸与可能
①在籍大学を通して申請
②書類提出
③申請後、学内選考
④貸与開始
住宅金融支援機構
(フラット35)
・外国人でも住宅ローンの利用可能①民間金融機関でフラット35の取引先選定
②融資相談・事前審査申込
③融資本申込
④融資実行
地方自治体の制度・各自治体によるが
 外国人向けの生活支援制度あり
  (東京都中小企業制度融資)
  (大阪市の外国人起業支援事業)
①お住いの経理課や産業支援窓口に相談
②制度の確認
③申請書の確認・提出
④審査・面談
⑤融資開始

多くの場合が、各制度の申し込み条件に「中長期滞在者以上の資格を持つこと」が必須とされています。

しかし、外国人でも条件を満たしていれば、国の制度を利用することが可能です。

外国人の場合は、貸し付けたお金が帰国などの理由から回収できない可能性を考慮して厳しい審査が行われる可能性があります。

今すぐお金が必要で国の制度を利用したい場合は、お住いの自治体や大学に自分が制度を利用できる対象者なのかを確認したうえで審査に申し込むようにしましょう。

また、国の制度に申し込む際も、カードローンの審査と同じような注意点に気を付ける必要があります。

外国人カードローンのまとめ

外国人がカードローンを借りる場合、様々な条件をクリアする必要があります。

日本にいる期間中に返済を済まさなければならない、日本語の読み書きができるなどの制約はあります。

ただ永住権が必要な消費者金融のカード会社もあります。

また、反対に銀行のローンカードで永住権が無くても借りられるところがあります。

そのため、どうしてカードローンを申し込もうと考えている際には各社のカードの条件を比較しながら適したカード会社を選ぶようにしましょう。

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